白猫王子と俺様黒猫~猫神の嫁なんてお断りですっ!~
恋する猫の願い事
「はあ……」
学校からの帰り道、ひとりで下校していた私は大きくため息をつく。
あのふたりのせいで、半端なく疲れちゃった……。
「結婚だの嫁だのそんな話はしないで」と釘を刺した後は、そういうことはふたりとも言わなくなったけれど。
納得していなかったように見えた黒霧も、その話をしなくなったのは本当に助かった。
まあ、その話っていうか、他の話も黒霧は全然していなかったけどね……。
やっぱり、怒っていたみたいで。
でもイケメン双子だからか、クラスの女子たちは常にふたりの周りに集まっていた。
ふたりとはいとこってことにした私にも、いろいろな質問が飛んでくるわ、愛羅には「いとこ同士って結婚できるのよねえ」なんて言われて睨まれるわで、大変だった。
もう精神的に疲労困憊だよ……。
帰りのホームルームが終わった後、すぐに女子たちに囲まれたふたりを置いて、私はさっさと学校を出た。
ちょっとひとりになって気持ちを落ち着けたかったんだ。
それで、見慣れたいつもの帰り道をひとりで歩いたことによって、だいぶ気分は落ち着いた。
学校からの帰り道、ひとりで下校していた私は大きくため息をつく。
あのふたりのせいで、半端なく疲れちゃった……。
「結婚だの嫁だのそんな話はしないで」と釘を刺した後は、そういうことはふたりとも言わなくなったけれど。
納得していなかったように見えた黒霧も、その話をしなくなったのは本当に助かった。
まあ、その話っていうか、他の話も黒霧は全然していなかったけどね……。
やっぱり、怒っていたみたいで。
でもイケメン双子だからか、クラスの女子たちは常にふたりの周りに集まっていた。
ふたりとはいとこってことにした私にも、いろいろな質問が飛んでくるわ、愛羅には「いとこ同士って結婚できるのよねえ」なんて言われて睨まれるわで、大変だった。
もう精神的に疲労困憊だよ……。
帰りのホームルームが終わった後、すぐに女子たちに囲まれたふたりを置いて、私はさっさと学校を出た。
ちょっとひとりになって気持ちを落ち着けたかったんだ。
それで、見慣れたいつもの帰り道をひとりで歩いたことによって、だいぶ気分は落ち着いた。