死神のカルマ
二章 死後の就職

僕は誰も経験することが出来ないであろう経験をした。
それはいわゆる「転生」だ…と思う。
自信はないが、そうでも言わなければ、今この状況の説明が付かない。
どんな状況かって?
脳みそぶち撒けてもんじゃ焼きになってる自分を側で見ている状況だよ。
確かに僕は死んだ。
それは見れば分かる。
目の前に僕だった肉片達が転がってるわけだし。
でも、僕は生きている。
いや、意識は生きている、というべきだろうか。
体験したことないから分からないけど、多分幽体離脱とか、臨時体験に近いのかもしれない。
あ、でも実際に死んだからな…ま、まぁ、そんな感じだ、察してくれ。
そんなわけで全く何も理解できていない状態だが、一つだけ、分かるというか感じている使命感的なものがある。
それは「復讐心」だ。
誰に復讐したいのかハッキリとは分からないが、検討はつく。
恐らく矛先は三村に向いている。
三村は僕のイジメの主犯格だ。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

一週間後君が夜に眠るまで

総文字数/9,889

恋愛(純愛)7ページ

オリオンが夜に眠るまで

総文字数/28

恋愛(純愛)1ページ

崩れ行くパラレルワールド

総文字数/2,579

恋愛(純愛)4ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop