LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「どっか行きたい所ある?」
そう訊かれ考えるが、特に思い付かない
デートとかの経験がないからなのかもしれないが・・・
「何もかも丸投げで悪いけど、ナツキが決めてくれない?
考えたけど全然どこに行けばいいのか分からないから」
「俺が決めるの?」
ナツキは暫く考えた後、
「あんまり気が進まないけど・・・」
そう零す
「気が進まない?」
そんなにも私は無理なお願いをしたのだろうか?
「俺が思い付くような所って、全部客の女とデートで行ったりしてる場所だから。
そんな場所に、なんとなく未央を連れて行きたくないなって」
「そうなんだ」
それって、どういう意味なんだろう?
お客さんとは違い、私は特別って事なのかな?
「ん~けど、年上で男の俺がちゃんとリードしないと、だし。
テキトーに考えてみる。
とりあえず高速にでも乗ってみますか」
ナツキはそう言って、どうしよっかな?と言いながら車を走らせている
恋をしているからなのか、ハンドルを握り車を走らせているナツキの姿がたまらなくカッコ良く見える
そう思っていると、カーラジオから今流行りのラブソングが流れて来て、
そんな私の恋する気持ちを盛り上げてくれる