LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「それは、けっこう辛いね」
「ナツキに比べたら全然だけど。
私の恋愛話は大した事なくてごめんね」
「別に悲惨さ競ってるわけじゃないし、いいよ」
ナツキは黒いVネックTシャツの上に羽織っているシャツを脱ぎ、
それを私の体に掛けてくれる
私が、え、とナツキの方を見ると
「段々寒くなって来たから。
本当に体調崩して明日も学校に行けなかったら困るでしょ?」
「べつに、学校なんて行かなくてもいいよ。
ナツキとずっと一緒に居れるなら」
学校は萌や麻耶が居て楽しいけど、それ以上に松永先生の存在が苦しい
それに、ナツキが側に居てくれるのなら、もう他に誰も居てくれなくていい
「未央」
そう耳元で呼ばれてナツキの方を見ると、
ナツキの顔がすぐ近くにあって、ナツキの唇が私の唇に重なった
ナツキは何度も唇を少し離すと、同じように何度も唇を重ねて来る
そして、砂浜に押し倒される頃には、ナツキの舌が私の舌に絡み合う
ナツキの昔の恋愛話を聞いた後だから、その子達にもこういう事をしたのかな?って、思ってしまった
だけど、もうそれはナツキにとって完全に過去なのだと知ったから、
嫉妬はしない
ただ、その子達と同じように私もナツキに愛されたい