LOVEDOUBT ホスト×女子高生


「あ、未央。やっと来た」


ナツキは昨日の今日なのに、いつものように明るい声と笑顔


いや、いつも以上に


それはきっと、私が突然現れたナツキに対して戸惑っている事を楽しんでいるのだろう




「ちょっと来て!」


私は有無を言わさず、ナツキの腕を掴み校門から離れて行く



駅から逆方向に暫く歩き、人通りが無くなった辺りでその手を離した




「なんでナツキーーー」



「なんで学校まで来るんだ、ってのは訊かないで。
それは未央がLINEブロックしてるからだし」



ナツキの言うように、私はナツキのLINEをブロックしている


それも、松永先生の命令で



あの電話の後、ナツキは私に連絡くれていたんだ

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