LOVEDOUBT ホスト×女子高生


「このタイミングで電話・・・。
俺が未央に会いに来た事が、相手に知られた。

けど、未央の学校って女子校だよね?」


そうやって言い当てるナツキに、少し恐怖を感じる



「て、事は、未央のその相手は、先生、なわけ?」



鳴り止まない着信


そして、ナツキにもそうやって知られて



追い詰められるように、苦しくなる




「未央、その先生と何があんの?
なんだかんだ未央もその先生が好きで、禁断のその関係を楽しんでるんだ?」



「別に楽しんでなんかない!
それに、あんな奴好きなんかじゃない!」


思わずそう言い返してしまうが、すぐにナツキはわざと私を挑発したのだと気付いた


気付いたけど、もう止まらない



「だって、私はナツキが好きなの!
だから、あんな奴好きじゃない!

だから・・・」



言ってしまった


ナツキに、好きだと言いたくなかったのに
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