LOVEDOUBT ホスト×女子高生


私の気持ちを知って、ナツキはどう思ったのかは分からないが、
私が危惧していたように、それを困っているようには見えない


少し照れくさそうに、私に笑い掛けてくれる




「そう。
なら、その先生に何か弱味でも握られてんの?
全部正直に話してみて」


そのナツキの声が優しくて


私を救って欲しくて、口を開いてしまう



「ーーー初めは、両親の離婚の事で脅されてた。
私がうっかりあの人に話してしまって。
お母さんがホストにハマってって・・・。
じゃあ、あの人それをクラスの子達に言うって」



「そう。それで?」



その母親がハマったホストは、ナツキ


その事で、松永先生に脅されている


ナツキ本人に出来ればそれを知られたくなかったけど



けど、嘘は吐かずに全て正直にナツキに話そうと思った




「でも、もうそんな脅しに屈したくないから、もう関係を辞めたいって言ったの。
そうしたら・・・。
その、撮影されてて・・・。
だから・・・」



だから、松永先生には逆らえない


だから、ナツキに本当の事を話しても、もうどうにもならない




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