LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「あ、あのナツキ」
「あ、未央、そろそろ行こう」
「えっ?行くって?」
「あの先生の所。夜から会う約束したから。
あの先生の家で。未央ならその場所が分かるだろうし、未央も連れて来いって」
ナツキは体をゆっくりと起こす
会話は聞こえ無かったが、あの時私からスマホを奪ったナツキは、
松永先生とそうやって会う約束を取り付けたんだ
本当に、二人は会うんだ・・・
本当に、会わせて大丈夫だろうか?
松永先生がナツキに何かしたらどうしよう・・・
「そんなに不安そうな顔しなくても大丈夫だから。
それと、今さっき、何か言いかけてなかった?」
そう言われ、先程の好きの誤解を解こうとしたのだと思い出した
実際は誤解ではないのだけど、誤解だとごまかそうと
だけど、ジッ、とナツキに見つめられて、なんとなくあの好きはそう言う好きじゃないのだって言えなくて、私は首を横に振った