LOVEDOUBT ホスト×女子高生




「意外。

キモイ変態教師みたいなのを想像してたから、
先生がこんなにもイケメンだなんて」


松永先生に会ったナツキの第一声は、それだった




夜の19時ちょうど


私とナツキは、松永先生の部屋にやって来た



私が松永先生のマンションがある場所を伝えると、
ナツキは大体の場所が分かったのか、
迷う事なく車を走らせた


その道中、もう一度詳しく松永先生とそうなった経緯をナツキに話した



「そちらこそ。
うちの生徒達が大騒ぎでしたよ。
モデルのようにカッコイイ男の人が学校の前に居るって。
そして、そのカッコイイ男の人が、安達を探してるって」



その騒ぎで、松永先生はナツキが学校に来ていた事を知ったのだろう


で、私に電話を掛けて来た



あの後、萌と麻耶からも、その事についてLINEが来ていた


内容を要約すると、そのイケメンが私を探している事と、私が急に居なくなった事と関係あるのか?と


その答えを文章で説明すると長くなりそうなので、
また明日学校で話す、と二人には返信した


そして、急に帰ってごめんね、と


二人は友達の異性関係に寛大で協力的なのか、
いいよ、頑張って、と返信をくれた




明日までに、ナツキとどう知り合ったのかの嘘を考えておかないと


私とナツキが友達なだけでもそれ以上な関係でも、
どうやって知り合ったのか、その辺りを訊かれるだろう


母親と関係のあるホストだなんて、本当の事は言えないから
< 154 / 266 >

この作品をシェア

pagetop