LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「未央を脅してるネタ、売って貰おうと思って。
金で解決するのが、一番手っ取り早いと思って」
「なるほど。お金でね」
「ナツキダメだよ!
ナツキがこんな大金出す必要なんてないよ!」
私が二人の会話に割って入ると、ナツキは呆れたように笑う
「なら、未央が一人で解決出来んの?」
そう言われ、口を閉ざしてしまう
私だけで何とか出来る問題じゃない
だけど、ナツキがこんな風に私のせいでお金を払うとか、おかしい
「あなたってアレでしょ?
安達の母親を騙したホスト」
松永先生にそう言われ、ナツキは少し驚いた顔をしたが、
何故それを知っているのか自分なりに考えて分かったのか、すぐに余裕を取り戻していた
松永先生は、私があの日手に持っていた、興信所からの報告書を見たから、ナツキの顔をその報告書にあった写真で知っている
そして、その報告書は、今は松永先生が持っている
あの日、あの封筒も奪われたから
私を脅すネタとして