LOVEDOUBT ホスト×女子高生



「映像はそのビデオカメラの中にあるだけで、特に落としたりコピーとかはしてないです。
その映像をどこかに流出させる気なんて初めから無かったので」


「え?」


松永先生の言葉に、思わずそう声が出た


私を脅す為だけで、言っていたようにそれをネットとかに流す気は全く無かったのだろうか?



「未成年のそんな動画を流してて、その流出先を警察とかに特定されたりしたら、困るのは先生だもんね?」



「まあ、そんな所です。
それに、やり過ぎて、安達が誰かに俺との事を話したりして事が大きくなったら困るので。
今回のように話したのがあなたじゃなく、例えば親なんかに話されていたら」


松永先生は困ったように苦笑していて、
あれ程この人に恐怖を抱いていた自分はなんだったのかと、思ってしまう



「これ、再生してわざわざ確認する迄もないか。
未央も俺に見られたくないだろうし」


ナツキはそう言ってそのビデオカメラを床に叩き付けると、
それを足で強く踏んだ


ビデオカメラ本体や液晶画面などが粉々になり、辺りに散らばる


靴下を履いてはいるけど、痛くないのかな?と、ナツキの足を心配して見てしまう
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