LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「けど、俺と由利亜さんはもう終わってるから。
終わってるって言うのかよく分からないけど、
もう向こうは俺の事なんてどうでもいいんじゃない。
だから、俺と今さらどうこうなっても、
あんまり面白くないかもよ」
「お母さん、もう店に来てないんだ?
来れないんだろうね。
使い込んだ貯金を父親に返すのに、
今は必死なはずだから」
その辺りも、全てを知った時に父親から聞かされた
今回の事で貯金の殆どが無くなったが、
私は安心して大学に進学していいと
正確には、とりあえずは母親の両親である私の祖父母が私の進学迄に、
ある程度の金額を肩代わりして返済してくれるみたいだけど
「俺、弁護士を交えた話し合いに一回呼ばれただけだから、
その使い込みの返済の件とかは知らないけど。
ただ、二度と由利亜さんとは会わないって誓約書書かされたから。
だから彼女はもう店には来ないだろうね」
「そう…」
「そう」
「なんか本当にごめんね。
弁護士とかそんなややこしい事になって」
私の家族のゴタゴタに巻き込まれて、
本当にナツキには悪い
そして今、私迄迷惑掛けてるし