LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「好きな女の子が出来ました、って」
成瀬さんが、私を見て言った。
「ナツキが、うちの奥さんにそうLINEしてた」
その好きな女の子って、私なんだ…。
けど、好きな人じゃなく、女の子って言う感じ、
やはりナツキから見て、私は子供なんだな、と改めて思った。
「広子に色々と相談しようと思ったんだけど、
どんな子とかどうやって知り合ったとか、色々連続でLINE来るからウザくなって、そのまま返さず放置してんだけど。
さっきも、またしつこくLINE来てたけど」
「じゃあ、俺がナツキのその好きな子は、
可愛い子だったって伝えておいてやるわ」
少し、その可愛いって成瀬さんに言われた事が嬉しかった。
「可愛いでしょ」
ナツキにそう言われたのは、その百倍嬉しかったり。
「この子なら、単体でも行ける」
単体?
「辞めて、そういうノリ」
ナツキは心底不愉快そうに、
その成瀬さんを睨んでいる。