LOVEDOUBT ホスト×女子高生
その後、遅くなったからと、
ファストフードで簡単に食事を済ませて。


パーキングに停めているナツキのベンツに、二人乗る。




「遅くなったけど、ちょっとだけどっかで車停めて、キスしよっか?」



車を走らせてすぐ、そうナツキから提案される。



「…いいけど」



冷静を装ってそう返すけど、
ナツキはクスクスと笑っていて。


今、私が凄くドキドキとしている事に気付いている。



そのナツキの白いベンツは、
私の住むマンション近くの大きな公園の近くの道で止まる。


全くではないけど、殆どこの時間は人が通らない。




「外も車の中も暗いから、何しても殆ど外から見えないから」



ナツキは車のエンジンを切ると、
シートベルトを外して、
私のシートベルトをも外す。


車内は静かだからか、そのカチャリって音に、体が震える。



「未央、俺の膝の上に来て?」


ナツキは私の脇の下辺りを持ち上げるように支えて、
そうやって私を向かい合うように膝の上に乗せる。

私は手で、乱れたスカートを整えた。



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