LOVEDOUBT ホスト×女子高生
次に、目を開けた時には、
私はベッドに眠っていて。


そして、横には眠っているナツキが居る。



「え…、私寝たんだ…」



カーテンから漏れる光で、
今が朝だと分かった。



私、ソファーで寝転んでたはずで…。



ナツキがベッド迄、私を運んでくれたんだ…。


にしても、それで起きない私も凄いな。


ナツキはやはり気が利くのか、
枕元に私のスマホを置いてくれている。


それで時間を確認すると、
11時で、そんなにも眠っていた事にも驚いた。



「…おはよ」



ナツキは眠たくて重い目を、少し開いた。


私が同じ布団でガサガサ動いていたからか、起こしたのかもしれない。



「ナツキ、なんで起こしてくれなかったの。
もう朝じゃん」


寝た自分が悪いのだけど、そう言ってしまう。




「だって、起こすのが悪いくらい未央気持ち良さそうに寝てたから」


ナツキは腕を伸ばし、抱き着くように私を自分の方へと引き寄せる。



「こうやって一緒に寝たの、久しぶりだよね」


考えてみたら、あの初めての夜以来かも。


一度、このマンションで共に夜を過ごした時は、
私はベッドだったけど、ナツキはソファーで眠っていたので。


まるで、私を避けるように。



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