LOVEDOUBT ホスト×女子高生
そのナツキに指定された時間に、
ナツキのマンションに行く。
ちょうど、夜の20時。
もう鍵はないので、
エントランスでチャイムを押して、ナツキに部屋へと通して貰った。
「今日は休みなの?」
玄関の扉を開けたナツキに、そう訊く。
「こんな顔で、店出れないでしょ?」
自分の右頬に触れている。
そこにはガーゼが貼られているから、
今、傷がどうなっているのかは分からないけど。
「あの後、アヤノの家行ってから、
結局病院行ったんだけど。
麻酔なしでちょっと縫われて、そっちの方が痛かった」
ナツキはそう話しながら、私をリビングへと通す。
リビングに入り、気付いたけど、
物が減っている。
ソファーやテーブルはあるけど、
テレビが無くなっている。