LOVEDOUBT ホスト×女子高生

「そんなの嫌だ…。

ナツキ、お店は?ホストはどうするの?」



「店は、もう辞めてる。
あの次の日。
店長に、もう、こんな仕事出来ないってストレートに言ったら、その日付けで辞めさせてくれた。
かなり、罰金喰らったけど」


ナツキはソファーに座るので、私もその横に腰を下ろした。



「私…もうすぐ高校卒業するし、
ナツキに付いて行く!」


そう言った私に、ナツキは特に困った顔もせず、口を開いた。


多分、そう言われる事も、予想していたのか。


「俺、昔の彼女、就職の時地元からこっちに連れて来て、ダメになってるから、それは絶対なし」



‘ーー俺は慣れない仕事に必死でアイツに構ってやれなくて。
アイツは、部屋でずっと一人寂しく居て。
知り合いも近くに居ないから、アイツには俺しか居ないのに。

だから、アイツはその寂しさ埋める為に、ホストにハマって、借金作って、その借金返す為にAVやってて・・・。

遠距離で自然消滅でもした方が、何倍も良かったーー’


そう言っていたけど。


「だけど、私とそのナツキの元彼女とは、違うじゃない」



私とその子は、違う人間だから。


「そうだとしても、俺が無理」


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