LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「じゃあ、遠距離は?
今みたいに頻繁に会えなくてもいいから。
たまにでも」


「それも、俺が無理」


「なにそれ…」


私の言う事、なにもかもそうやってダメだって…。


「こう言う時、やっぱり付き合ってないと楽」


やはり、ナツキはいつかはこんな日が来ると分かっていたから、
私と付き合わなかったんだ。



「アヤノさんは…。
どうなったの?」



彼女とは、ナツキは付き合っていた。


「あれからけっこう大変だったけど…。
ちゃんと本音で向き合って話したら、最後は分かってくれた。
後、金返した。
アヤノが俺に注ぎ込んだ分。
だから、本当に綺麗サッパリ精算出来た」



‘ーー私が一体ナツキにいくら使ったと思ってんのよ?ーー’



多分、アヤノさんがナツキに執着してしまったのは、
注ぎ込んだお金の事もあったのだろう。



「もう、ホストとしてのナツキの名前を捨てようと思って。
この名前で知り合った人間とは、もうその関係を終わらせる。
二度と関わらない。
未央も、その例外じゃない」


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