LOVEDOUBT ホスト×女子高生
翌日、私は放課後職員室に訪れていた。


担任の松永先生は、相変わらずのその容姿で、女子生徒に囲まれていた。


自分のデスクに座っているが、
その姿が見えないくらい。


「あの、松永先生」


そう声を掛けたのが私だからか、
こちらを見た松永先生は驚いていた。



「進路の事で、相談が有ります」



その私の声が真剣だったからか、
松永先生だけじゃなく、周りの女子生徒達もお喋りを辞めて、
こちらを見ている。




「ーーー分かった。
ここじゃあれだから、指導室の方で」


松永先生は、そう言って椅子から立ち上がった。


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