LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「未央ちゃんの方が生理的に俺と無理でしょ?
自分の母親と関係のあった男と、ヤれる?」
そう言われて、忘れていた訳じゃないけど、
この人が母親とそう言う関係だったのだと思い出した
ナツキは私の母親を、何度も抱いたんだ
そう思うと、ナツキの言うように、そう言う感情が湧いて来る
「未央ちゃんが言うように、
俺もそんな気は無いから。
なんかほっとけなくて連れて来ただけ。
まだ高校生みたいだし。
それに、未央ちゃんが荒れてるのが俺も無関係ってわけでもないから、なんかあったら後味悪いし。
これで安心して寝れる?」
ナツキの方を振り返ると、
うっすらと笑っている
それは、私を安心させようとして笑っているんじゃない
母親と関係があるナツキに対して、私が嫌悪感を抱いた事を感じ取り、
それに対して笑っている
出会ってから短い時間だけど、
ナツキは少しずつ私に心を開いてくれていたのだと思う
だから今、完全に心を閉ざされたのだと分かる
その目が、私を拒絶している