LOVEDOUBT ホスト×女子高生
3、奴隷
目が覚めると、いつもとは違う風景に戸惑う
そして、ベッドに腰掛け私の顔を覗き込むナツキの綺麗な顔が目に飛び込んで来る
「おはよ」
ナツキは私よりもとっくに早くに目が覚めていたみたい
まだ夕べの部屋着のままだけど、
寝起きって感じの顔ではない
「おはよう」
私はゆっくりと、体を起こす
それにしても、大きくて柔らかいベッド
夕べはナツキを抱きしめたまま、いつの間にか眠ってしまったみたい
けど、今私は普通にベッドの布団の中にいるので、ナツキが眠った私をちゃんと寝かせてくれたのだろう
部屋の掃き出し窓のカーテンの隙間から、
太陽の光が燦々と射し込んで来る
なんとなく、これが朝日ではないような気がする
「今11時だけど、
未央ちゃんどうする?」
「どうするって?」
けっこう寝たような気がしていたが、
かろうじてまだ午前中なんだ
「俺、出掛けるから」
「あ、そうなんだ。
じゃあ、急いで帰る用意するね」
慌ててベッドから出ようとすると、
寝起きだからかバランスを崩しそうになった
そんな私の体をナツキが支えてくれる