LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「とりあえず、さっさとこっちに来いよ」
私の髪の毛から離した手で、
今度は私の腕を痛いくらいに掴む
そして、寝室に連れて行かれる
松永先生はオシャレな1LDKのマンションに一人暮らし
そして私は、このマンションの部屋の寝室でしか、
殆ど過ごした事がない
暗い部屋に、シングルベッドがポツンとある
私はそのベッドの上に押し倒された
「安達は、本当に可愛いよな」
笑いもせず、冷たい顔で私に覆い被さり見下ろされる
松永先生の顔は目が鋭く細いから少し猟奇的に見えるが、
鼻筋も通っていて整った顔をしている
けど、私はこの松永先生の顔に恐怖しか抱かない
松永先生は私の耳に顔を近付け、そのまま私の耳たぶを噛む
痛くて、涙が浮かんで来る
「いい子にしてたら、誰にもお前の母親がホストに狂って家を追い出されたなんて、言わないから。
内申だって、良くしてあげるから」
この人の言う事さえ聞いていたら、
私はもうこれ以上何かを失う事はない