LOVEDOUBT ホスト×女子高生
◇
「言いたくないかもしれないが、
悩んでる事があるなら先生に話してみないか」
松永先生の部屋に入り、
二人でリビングのソファーに座った
あまり見たらダメだと思いながらも、
リビングにある大きな本棚に並ぶ難しそうな本のタイトルを眺めてしまう
担当の物理だけじゃなく、英語の参考書なども並んでいる
本棚から、松永先生に視線を移した
松永先生は、優しく微笑んでくれている
その顔を見ていると、安心して心が緩んでしまう
「実は、私の家めちゃくちゃで‥‥」
誰にも話さない所か、嘘をついて隠そうとさえ思っていたのに
なのに、この人にならと、家庭の事を話してしまう
両親の不仲、離婚、母親のホスト遊び、父親の愛人との再婚ーー