LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「あ!ほら、最近、不倫で話題になってるアイドルに似てるって、前に友達に言われた!
えっと…名前出て来ないけど」
「あー。あの子。確かに似てる。
俺も名前出て来ないけど。
けど、未央ちゃんの方が可愛いけど」
グッとさらに近い距離で私を見つめ、そう言われる
ナツキのこの完璧な顔でそう言われたら、
誰でもこの人に恋してしまうんじゃないかって思った
だから、私はなんとかそのナツキの術にハマらないように、
ナツキの顔から目を逸らした
俯き、ナツキがカッコ良すぎてヤバイな、と思っていると
ウェイターの男性がナツキに近付き、耳打ちしている
ナントカさんがいらっしゃって、7番テーブルに指名です、とかなんとか聞こえて来た
「未央ちゃん、悪いけど席外すね。
多分、もうこのテーブルに戻って来れないと思うけど、
ゆっくりとしていって」
ナツキは、えっ、となっている私の頭を子供にするみたいに撫でると、
席を立ってその7番テーブルの方へと歩いて行った
私はポカン、とそんなナツキの後ろ姿を眺めていた
指名しても、ナツキと話せたのはほんのわずか
No.1ホストだから仕方ないのか
そんな空いた私の横に、すぐに他のホストがやって来る