LOVEDOUBT ホスト×女子高生
暫くすると、料理が運ばれて来た
テーブルがナツキの頼んだ料理で殆ど埋まる
ナツキはそれに手をつけて行く
その食べ方が凄く綺麗で、私はオムライスを食べながらそんなナツキをチラチラと盗み見てしまう
「今、由利亜さんはどうしてるの?」
ある程度食べ終えお腹が満たされた頃、
ナツキから話し掛けて来た
「なに?気になるの?」
「ん~、それ程気になるわけじゃないけど」
そう言うが、自分がホストとして騙して離婚に迄追い込んだ女なわけだから、
それなりには気になるのだろうな
「暫く会ってないけど、実家で元気にしてるよ」
最後に母親と会ったのは、3ヶ月前に真実を知り問い詰めに行ったあの時
最近は知らないが、最後に見た母親はわりと元気だった
父親の再婚に腹を立てながらも、それに落ち込んでいるわけでもなくて
「そう。
けど、未央ちゃんと離れて由利亜さん寂しいんじゃないの?」
「そんなわけないから!」
思わず、声を張り上げて感情的になってしまった
母親が私と離れて寂しいわけなんてない
私が大切なら、ホストにハマったりと、夜もあんなに出歩いたりしないはず
「そう」
ナツキはそんな私を見ながら、
ペーパーナプキンで口元を拭いソファーに深くもたれた