LOVEDOUBT ホスト×女子高生


「私も訊きたいんだけど、本当にナツキはうちの母親と関係持ったの?
だって、そこまでする?」



ラブホテルに2人が入る画像のプリントは見たが、
本当に本当なのだろうか、と疑ってしまう


ナツキのように若くて美しい男性が、
目的の為とは言え、若くもないうちの母親と




「ま、由利亜さんは太い客だったから。
二千万くらい使ってくれたから」



「二千万‥‥えん‥‥」



具体的に母親がいくらナツキに使ったかを知らなかったので、
絶句してしまった




「それに、由利亜さんはけっこう美人だったから。
40過ぎてるようには見えなかったし」



なんか、聞いてて嫌な気分


それは、多分‥‥




「お母さんより、私の方が若いし!
なのに、なんでナツキは私には手を出さないの?
顔だってお母さんに私は似てるのに!」



多分、私は嫉妬している


実の母親に




「手を出して欲しいなら出すけど?
ってか、未央ちゃんとキスしたけど」


そう言われて、ナツキとのキスを思い出した


思い出すと、顔が紅潮してしまう







「あの、未央ちゃんじゃなくて、未央って呼んでくれないかな。
なんか未央ちゃんって言われると、子供に話しかけてるみたいだから」


なんとなく、ナツキの‘未央ちゃん’は、
そんな風に大人と認めていないと感じてしまう



「分かった。未央、これでいい?」


私が言わせといてなのだが、
凄くドキドキとしてしまった
 
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