LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「俺なんかにLINEするくらい寂しいなら、いつでも部屋においで」
そう言われて、凄く嬉しいのだけど
「ナツキ、家にあんまり居ないんでしょ?」
夕べだって、ナツキは居なかったから
「来る時LINEくれたら、帰れそうなら極力帰って来るから」
「分かった」
「てか、そんなに未央は俺に会いたいわけ?」
そう訊く顔が意地悪で、思わず否定したくなったけど
「会いたいよ。凄くナツキに会いたい!」
そう言い切ると、ナツキは少し照れくさそうに私から目を逸らした
これくらいの言葉お客さんに沢山言われてそうなのに、
お客さん以外の女から言われると照れるのだろうか?
「とりあえず、出よう。
俺、ねむい」
そう言って、ナツキは欠伸をしながら伝票を手にした
「あ、私が出すよ。なんか色々とお世話になってるし」
二晩も泊めて貰った宿泊費代わりに
「いや、いい。
ファミレス程度であれだけど、カッコつけさせて」
そう言って、伝票持ってレジに歩いて行った