LOVEDOUBT ホスト×女子高生


物理の準備室は、電気を点けなくても日当たりが良いからとても明るい



「あ、安達この問題集」


私が入ってドアを閉めると、松永先生はカーテンを閉めた



準備室が暗くなる



私は松永先生の近くにある机に近づいて行く


机の上に、平積みされた問題集があるから




その問題集に手を掛けた時、背後に気配を感じた



松永先生が私を後ろから抱き締めてくる



「昨日はなんで来なかったんだ?」



「ごめんなさい‥‥」



「理由を訊いてるんだが?」



「昨日は‥その‥‥」


私が言葉に詰まると、頭に痛みが走る


強い力で髪を掴まれている
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