LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「お前、自分の立場が分かってんのか?
俺に逆らったらお前の秘密がクラスの奴らに知られる事になるからな」
私から体を離し、髪を掴んでる手でそのまま私の顔を机に押し付ける
「痛いっ」
机にぶつけ、こすれている額が、とても痛い
髪も痛い‥‥
松永先生のもう片方の手が、私の制服のブラウスの中に入って来る
その手は、お腹を通り、私の胸に触れる
最初はブラジャーの上からだったけど、すぐに直接触られる
嫌だ‥‥
「松永先生、居ますか?」
準備室の外から、そう男性の声が聞こえる
松永先生は素早く私から離れると、はい、と返事をした
私はすぐに、乱れた制服を整えた
ガラッと、とドアが開き、見えたのは同じ物理の先生
確か、この人は2年生の物理だったはず
「期末テストの事でちょっと‥‥」
そう言って私に向けた視線は、大事な話だから私に外すようにと訴えている
私はその先生に、助かったと感謝したい気持ちになった
流石に学校で最後までされるとは思わないが、
この人が来なかったら苦痛の時間がもっと続いていたはず
「安達、じゃあ頼むな」
松永先生は、声も表情も普段の先生になっている
もし、私がこのもう一人の先生に、今ここで松永先生に襲われていたと訴えても、
きっと信じて貰えないだろう
松永先生は、本当に表面の顔は善人にしか見えないから