LOVEDOUBT ホスト×女子高生



私はフラフラとしながら、
ソファーから立ち上がる


本当に、薬か何か盛られたのだろうか?


体が暑く、麻痺したように思うように動かない



ナツキが頼んでくれた1杯目を飲んだ時は平然としていたのに


ケンタが頼んだ2杯目から急に酔いが回って…


結局、5杯くらい飲んだのかな?!




私はフラフラとした足でレジに行き、
言われた金額を払った



初めに説明を受けたように初回の2千円にプラスして、
指名料の3千円


計、5千円



5千円も使って私は一体何がしたかったのか、
と考えてしまった


ナツキに会って、どうしたかったのか


ただ、ナツキがどんな男なのか、
実際にこの目で見てみたかっただけなのだと思う




「外迄送る」


後ろからそう聞こえ、
振り返るとナツキの姿



そのナツキの容姿の端麗さに、
何度見ても息が止まる






「危ないから」




そう言って、肩を両手で支えられた


かなり、私は酔っているみたい



私はナツキにそのまま肩を抱かれる、と言うか、後ろから支えられるような形で店を出た



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