LOVEDOUBT ホスト×女子高生
「無理。
だって、アヤノもう店には来ないんでしょ?
俺がそれだけでお前と付き合ってたの薄々分かってたくせに」
「でも、私達上手く行ってたじゃん?
本当にナツキは私の事売り上げの為だけで彼女にしたの?」
「そう。
エースとして頑張って貰う為だけに」
なんとなく、2人の会話を私は聞いてはいけないような気がして、
視線を逸らすが、耳はバッチリとそんな2人の会話をキャッチしてしまう
「・・酷い」
「話がそれだけなら、もう行くから。
ま、気が変わってまた店に来てくれるなら、
優しくしてあげるけど」
ナツキは私の腕を掴み、さっさとこの場を離れたいと言うように歩き出す
私はチラリとアヤノさんの方を振り返るが、
こちらを睨み付けているアヤノさんの形相が怖くてすぐに前を向いた
私とナツキがどんな関係に見えたのかは分からないが、
アヤノさんが睨んでいたのは私の事だけ