LOVEDOUBT ホスト×女子高生



マンションから少し歩いた大通り沿いにあるショップに、連れて来られた


店の看板を見ると、ファッションモールや百貨店によく入っている服屋みたい




「好きなの買ってあげるから、とりあえず着替えて」


ナツキが店の中に入って行くから、
腕を掴まれたままの私も同じように店に入る




「けど、このブランド高いよ?」



雑誌等でよく見掛けるから知ってはいるが、
今まで買った事のないブランドの服


値段が高いから手が出ないのもあるが、
高校生の私が着るにしては大人っぽいデザインや色使い




「べつに高くてもいいよ。
未央のお母さんには俺も沢山色々と買って貰ったから・・・って、
流石にこの冗談は酷かったかも」


そう言って、ナツキは私に申し訳なさそうに自分の頬をかいている




「ホント、酷い」



忘れた訳じゃ無かったけど、
そう言われたら嫌でもナツキとお母さんとの事を想像してしまう


恋人のように寄り添って、こうやって2人で買い物したり




「じゃあ、お詫びも兼ねて好きな服買ってあげるから」



「うん・・・」



それほど服を買って欲しいわけでもないが、
とりあえず今の制服のままじゃナツキと出掛けたり出来ない
< 96 / 266 >

この作品をシェア

pagetop