LOVEDOUBT ホスト×女子高生
マンションから少し歩いた大通り沿いにあるショップに、連れて来られた
店の看板を見ると、ファッションモールや百貨店によく入っている服屋みたい
「好きなの買ってあげるから、とりあえず着替えて」
ナツキが店の中に入って行くから、
腕を掴まれたままの私も同じように店に入る
「けど、このブランド高いよ?」
雑誌等でよく見掛けるから知ってはいるが、
今まで買った事のないブランドの服
値段が高いから手が出ないのもあるが、
高校生の私が着るにしては大人っぽいデザインや色使い
「べつに高くてもいいよ。
未央のお母さんには俺も沢山色々と買って貰ったから・・・って、
流石にこの冗談は酷かったかも」
そう言って、ナツキは私に申し訳なさそうに自分の頬をかいている
「ホント、酷い」
忘れた訳じゃ無かったけど、
そう言われたら嫌でもナツキとお母さんとの事を想像してしまう
恋人のように寄り添って、こうやって2人で買い物したり
「じゃあ、お詫びも兼ねて好きな服買ってあげるから」
「うん・・・」
それほど服を買って欲しいわけでもないが、
とりあえず今の制服のままじゃナツキと出掛けたり出来ない