オフィスの華(令和版)Episode.0~スノードロップ~
夕食は一番広い宴会会場を貸し切り、社員全員で食事。
北海道の海の幸がふんだんに夕食メニューの中に入っていた。
本社の社員を三班に分けての旅行。
私達第一営業部はその最終の三班での参加。
秘書課の人達のほとんどは一班目での参加で、日程は十月で秋の紅葉がキレイだったと言っていた。
最終での参加となり、季節は初冬。
都心よりも寒く、風邪気味の私の調子は悪化の一途を辿った。
「声、掠れてるけど大丈夫?小畑さん」
「え、あ」
私の不調をいち早く察したのは耶刃さんではなく栗原さん。
「うん…大丈夫」
私は旅行を楽しむ皆の手前、気丈に振舞う。
北海道の海の幸がふんだんに夕食メニューの中に入っていた。
本社の社員を三班に分けての旅行。
私達第一営業部はその最終の三班での参加。
秘書課の人達のほとんどは一班目での参加で、日程は十月で秋の紅葉がキレイだったと言っていた。
最終での参加となり、季節は初冬。
都心よりも寒く、風邪気味の私の調子は悪化の一途を辿った。
「声、掠れてるけど大丈夫?小畑さん」
「え、あ」
私の不調をいち早く察したのは耶刃さんではなく栗原さん。
「うん…大丈夫」
私は旅行を楽しむ皆の手前、気丈に振舞う。