オフィスの華(令和版)Episode.0~スノードロップ~
座る席も普段は面識のない課の人達と交流を深める為、ランダムで課は被らないようになっていた。
でも、右側に座るの栗原さんだった。
「馴染みの顔で安心したよ…俺…人見知りするし」
「人見知りする人にはみえませんけど」
「そう?」
風呂上りなのか黒髪はサラサラしていた。冗談っぽく笑い私を優しげに見る。


「そうだビール…」
私は等間隔で置いてあった瓶ビールに手を伸ばした。
「俺よりも先に仲代課長に…」

「あ・・・うん」

そして、左側に座るのは総務課の仲代課長。
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