オフィスの華(令和版)Episode.0~スノードロップ~
元々資料庫に来る人間はそう居ない。
資料はデスクのノートパソコンである程度の情報量は閲覧できる。
その情報量で仕事は事足りてしまう。
「んっ…」
彼はやっぱり激しい。
スーツを乱され、肌に触れて来る彼の指先は器用に敏感な部分を探り当てていく。
嬌声が漏れると口をキスで塞がれた。
気が付けば、私も彼の背中に両手を回して、受け入れていた。彼の熱を宛がわれ、そのまま一つに繋がり合う。
激しく迫られ、背筋には何度も甘い電流が突き抜ける。
両足が浮き上がり、カラダは浮いてるような感覚を味わいながら、彼との情事に溺れた。
激しく攻められ全身が感じまくり、甘く蕩けていく。
「声堪えるのは辛そうだな…奈央」
彼の吐く息も熱く、悦に陶酔した表情を浮かべる。
昼間のオフィスで私達はあり得ないコトをしていた。
カラダを無体に扱われ、最後は背中越しで迎える。