オフィスの華(令和版)Episode.0~スノードロップ~
食後は二人で風呂に浸かったが、狭すぎた。
足を曲げて入る湯船。

まぁ、でも・・・俺の足の間には奈央が居る。
「二人は狭すぎますね…」

「まぁな…でも・・・こうやってお前とくっつけるのはいいな…」

俺はちゃぷちゃぷと湯船を掻き混ぜる。
目の前に見える彼女の色っぽいうなじにそっとキスをした。


「ダメってば…」

「もしかして…アイツとも風呂入ったか?」

「いえ・・・」

「・・・なら、いいが・・・それよりもアイツ…危ういな」

「えっ?」

「・・・上司として部下のアイツのコト、見てやらないといけないし、奈央のコトも守ってやらないと…つーか…お前…俺のマンションに来て、住めっ・・・こんな狭い風呂ではリラックスできない」

「耶刃さん・・・」

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