振り向いて欲しい
私は昼休みも放課後もすぐに3組へ行き友美と優子ちゃんと過ごしていた。
段々と優子ちゃんから優子、に変わっていったことを嬉しく思った。 

高坂くんはすぐに教室を飛び出す私に何か言いたさそうだが声をかけることはない。もちろん派手なお友達も。 
ある意味派手なお友達のおかげで私の友達作りのきっかけをいただいた。感謝しなければならないのかもしれない。

高坂くんはピタっと教科書を忘れることもなくなりやっぱり私に気を遣ってくれてたんだな、と思い知らされた。そんなことを考えると喉の奥でピリッとする。
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