あんなに鬱陶しく思っていた君がもう僕の前からいなくなって

もう二度と見ることはできなくて

僕の頭上に果てしなく広がる大空の下にももう君はいない

あんなに鬱陶しくおもっていたのに

今はこんなにさびしい

あんなに嫌だと思っていたのに

今はこんなに恋しい

何故もっと早く気づくことができなかったんだろう

僕の中で君が僕の隣にいることは当たり前で

それが変わることなんて脳裏になくて

今、そうなってやっと気づいた

僕の中でこんなに君が必要だったこと

なくしてから気づく

もう遅いのに

後悔が僕を襲う

当たり前が当たり前じゃなくなったとき

僕は壊れてしまった

君が僕をこんなに支えてくれていたことに

今初めて気づく

最後を知らない僕だから

最後を信じなかった僕だから

僕は無力

君という強く優しく美しい盾に守られ生きてきたぼくは

その盾をなくし

僕は















僕はあまりにも無力で汚い生き物
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