曲がり角のその先に
高山竜希(たかやま たつき)
サッカー部の高校3年生

白崎葵(しらさき あおい)
竜希と同じサッカー部のマネージャー
高校3年生


"やっと授業終わった。いつもあの先生の話長すぎだよ、でも部活で高山くんに会えるし早く放課後にならないかな〜そこの曲がり角で高山くんにぶつかったりして!!"
なんてことを考えていた時

ドンッ

「痛てぇ」

「ごめんなさい!!って高山くん!?」

「あ、マネージャーか。わりぃわりぃ」

「待って!!そこ怪我してる」

「あー、これくらい大丈夫」

「大丈夫じゃないよ!一緒に来て」

高山くんの手を引き保健室へと急いだ。

ガチャ
「失礼しまーす。あれ、先生いない?」

「てか、そろそろ手....」

「あ、ごめん、つい急いでたから」
"わぁー!どさくさに紛れて高山くんの手握ちゃってたー!!!恥ずかしいよ"

「先生居ないみたいだから私が湿布貼ってあげるよ」

「なんで大した怪我じゃないのにそこまでやってくれるの」

「当たり前じゃん。うちの部のエースなんだよ?何かあったら困る!!」
"本当は高山くんが好きだからなんて言えない"

「俺の事エースとしか思ってないのかよ」

「高山くんこそ私のことただのマネージャーだと思ってるんでしょ?」

"お前のことただのマネージャーだと思ってるわけねーじゃん、俺は白崎のこと好きなのに"

「俺は、白崎のことただのマネージャーだとか思ってない」

「え、?」

「だから!!俺は白崎のことがずっと好きだったんだよ!!」

「うそ?でしょ?」
"そんなの嘘に決まってるよね?本当だったら嬉しいけどそんなことありえる?"

「嘘なんかつくわけねーだろ、」

「ほんとに?私も高山くんのことずっと好きだった」

「まじで?お前こそ嘘つくなよ!」

「嘘じゃないよ!高山くんから言ってくれたの嬉しいしずっと言わないつもりだったから言えて本当に嬉しい!」

「俺と付き合って下さい!」

「喜んで!これからよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくな!」




おわり
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop