地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「さくらってパッと見、守ってあげたいタイプだしなぁ」
「そうだね」
あたしは相槌を打ってついいつもの様にメイクで雰囲気を変えることを頭の中で考えた。
今は可愛いを強調してるから、もう少し眉をキリッとしたものに変えて意思の強さを出せれば……。
そんな風に考えていたけど、次の美智留ちゃんの言葉に少し驚く。
「歳の離れた弟がいるから、本当は面倒見良いんだけどね。さくらは」
「そうなんだよね。さりげない感じだから気付かれにくいけど」
と沙良ちゃんも同意する。
弟がいることも初めて知ったけれど、面倒見が良いってことも言われて初めて気付いた。
「そう言えば、この間チョコパン食べて手にべったりついちゃった日高くんにウェットティッシュ渡したりしてたね」
思い出しながら言う。
その時はウェットティッシュまで持ってるなんて用意が良いなぁとしか思っていなかったけれど。
「そうだね」
あたしは相槌を打ってついいつもの様にメイクで雰囲気を変えることを頭の中で考えた。
今は可愛いを強調してるから、もう少し眉をキリッとしたものに変えて意思の強さを出せれば……。
そんな風に考えていたけど、次の美智留ちゃんの言葉に少し驚く。
「歳の離れた弟がいるから、本当は面倒見良いんだけどね。さくらは」
「そうなんだよね。さりげない感じだから気付かれにくいけど」
と沙良ちゃんも同意する。
弟がいることも初めて知ったけれど、面倒見が良いってことも言われて初めて気付いた。
「そう言えば、この間チョコパン食べて手にべったりついちゃった日高くんにウェットティッシュ渡したりしてたね」
思い出しながら言う。
その時はウェットティッシュまで持ってるなんて用意が良いなぁとしか思っていなかったけれど。