地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
一章 メイクオタク地味子
班決め
あたし、倉木 灯里は悩んでいた。
高校一年になった四月の終わり。
GW直前の土曜日。
鏡の前でうんうん唸りながらどうしようか悩む。
「いっそぶっちゃけて本気メイクで行くか……地味子を通すためにナチュラルメイクで行くか……」
悩んだ末に、あたしはナチュラルメイクで行くことにした。
今日出かけるのは遊園地。
外を歩くことが多いだろうから、日焼け止め下地は必須。
肌のトーンを明るくするリキッドファンデーションをポンポンと塗って、仕上げに化粧筆でパウダーをサッと撫でる。
アイブロウは目立たないように薄めに描いて、アイメイクはしないでおく。
高校一年になった四月の終わり。
GW直前の土曜日。
鏡の前でうんうん唸りながらどうしようか悩む。
「いっそぶっちゃけて本気メイクで行くか……地味子を通すためにナチュラルメイクで行くか……」
悩んだ末に、あたしはナチュラルメイクで行くことにした。
今日出かけるのは遊園地。
外を歩くことが多いだろうから、日焼け止め下地は必須。
肌のトーンを明るくするリキッドファンデーションをポンポンと塗って、仕上げに化粧筆でパウダーをサッと撫でる。
アイブロウは目立たないように薄めに描いて、アイメイクはしないでおく。