地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「え?」
何?
なになになになに!!??
背中に制服越しでも分かる陸斗くんの体温を感じる。
閉じ込めるようにあたしの胸の前で組まれた手が、グッと強く握られていた。
「っお前なぁ……。ホントに、狙って言ってるんじゃねぇだろうな?」
「え? 何? あたし変なこと言った?」
こんなことをされるようなことを言った覚えがなくて、ただただ驚く。
「……狙ってねぇところがまたタチが悪ぃ。……あー、キスしてぇ。いいか?」
「っダメ!」
良く分からないけれど、こんな人前で抱きしめられるのも恥ずかしいのに更にキスとか無理無理絶対無理!
だからすぐに拒絶したのに、陸斗くんは「じゃあせめてもうちょいこのままでいさせろよ」とあたしの肩に頭を置いた。
首に掛かる彼の髪がくすぐったかったり、背中に感じる体温が妙に気恥ずかしかったり、周りの目が気になったり。
あたしにとってものすごく精神力を削られる一時になった。
何?
なになになになに!!??
背中に制服越しでも分かる陸斗くんの体温を感じる。
閉じ込めるようにあたしの胸の前で組まれた手が、グッと強く握られていた。
「っお前なぁ……。ホントに、狙って言ってるんじゃねぇだろうな?」
「え? 何? あたし変なこと言った?」
こんなことをされるようなことを言った覚えがなくて、ただただ驚く。
「……狙ってねぇところがまたタチが悪ぃ。……あー、キスしてぇ。いいか?」
「っダメ!」
良く分からないけれど、こんな人前で抱きしめられるのも恥ずかしいのに更にキスとか無理無理絶対無理!
だからすぐに拒絶したのに、陸斗くんは「じゃあせめてもうちょいこのままでいさせろよ」とあたしの肩に頭を置いた。
首に掛かる彼の髪がくすぐったかったり、背中に感じる体温が妙に気恥ずかしかったり、周りの目が気になったり。
あたしにとってものすごく精神力を削られる一時になった。