地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「倉木さん、嫌だったらちゃんとハッキリ言ってね? 微力ながら俺達が日高を止めるから」
そう心配りをしてくれるのは嬉しいけれど。
「い、嫌って、わけでは……ないんだけど……」
え? 告白しちゃう?
でもやっぱり恥ずかしいし……。
っていうか陸斗くんあったかい……じゃなくて!
あーもう! あたしの心臓うるさすぎ!
とにかく混乱が収まらない。
取りあえずこんな状態じゃあ今告白するのは無理だな、と判断した。
「嫌じゃねぇならこのままでいいよな?」
なんて唇がくっつきそうになるくらい近くで囁かれたら、もうゆでだこ状態で言葉が出なくなる。
そんなあたし達を見ていた皆からは何だか生温かい視線を感じた。
少しの間をあけた後、工藤くんが「あ、うん。分かった」と達観したように告げる。
そう心配りをしてくれるのは嬉しいけれど。
「い、嫌って、わけでは……ないんだけど……」
え? 告白しちゃう?
でもやっぱり恥ずかしいし……。
っていうか陸斗くんあったかい……じゃなくて!
あーもう! あたしの心臓うるさすぎ!
とにかく混乱が収まらない。
取りあえずこんな状態じゃあ今告白するのは無理だな、と判断した。
「嫌じゃねぇならこのままでいいよな?」
なんて唇がくっつきそうになるくらい近くで囁かれたら、もうゆでだこ状態で言葉が出なくなる。
そんなあたし達を見ていた皆からは何だか生温かい視線を感じた。
少しの間をあけた後、工藤くんが「あ、うん。分かった」と達観したように告げる。