地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「美味しい! トマトがあるからベタッとしてるのかと思ったらそんなことないし、なんだろう? わさび? ちょっとピリッとする感じがまた美味しい」
「わさびも分かるのかよ。それな、小林に聞いたんだ」
小林くん?
確かに小林くんは料理出来るもんね。
「からしも良いけど、わさびを使ったのも旨いって」
そう話しながら、陸斗も卵のサンドイッチを口に運ぶ。
「……って言うか、最初はおにぎりにしようと思ったんだよ。でも簡単そうに見えて握るの結構大変で……。小林がおにぎりだと他にもおかず必要になるし、サンドイッチにしとけって」
「はぁ、そんなやり取りがあったんだ……」
感心しながら今度はツナマヨをパクリと頂く。
「でも、うん。本当に美味しいよ! ありがとう、陸斗」
笑顔でお礼を言うと、親指についたマヨネーズを舐め取っていた陸斗がニヤリと笑った。
あたしは思わず身構える。
彼がこんな笑みをするときは、決まってあたしに恥ずかしいことをさせようとする時だ。
「わさびも分かるのかよ。それな、小林に聞いたんだ」
小林くん?
確かに小林くんは料理出来るもんね。
「からしも良いけど、わさびを使ったのも旨いって」
そう話しながら、陸斗も卵のサンドイッチを口に運ぶ。
「……って言うか、最初はおにぎりにしようと思ったんだよ。でも簡単そうに見えて握るの結構大変で……。小林がおにぎりだと他にもおかず必要になるし、サンドイッチにしとけって」
「はぁ、そんなやり取りがあったんだ……」
感心しながら今度はツナマヨをパクリと頂く。
「でも、うん。本当に美味しいよ! ありがとう、陸斗」
笑顔でお礼を言うと、親指についたマヨネーズを舐め取っていた陸斗がニヤリと笑った。
あたしは思わず身構える。
彼がこんな笑みをするときは、決まってあたしに恥ずかしいことをさせようとする時だ。