地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
でも一昨日あたしが消毒代わりに塗ってあげた軟膏以外手入れはしていなさそうだ。
やっぱり持ってきて良かったかも。
「はい、これ」
「……なんだ?」
「これは紫外線カットのサージカルテープ。こっちは同じく紫外線対策のBBクリーム」
「……で?」
「傷跡が残らないように使って。サージカルテープは傷が塞がってないときに使うものだから、BBクリームが良いかな」
日高くんは数秒それらを見つめた後、あたしを見て言った。
「嫌だって言ったら?」
「次の休みまでに傷跡が残ってたら秘密バラす」
「おい」
鋭く睨みつけられたのですぐに「冗談だよ」と誤魔化した。
半分くらいは本気だったけどね。
「でも使ってくれると助かるな。痕が残らないかずっと気になってたんだ。ほら、BBクリームは傷が見えないようにカバーもしてくれるんだよ?」
そう言ってあたしは自分の手の甲に少し出して伸ばして見せる。
やっぱり持ってきて良かったかも。
「はい、これ」
「……なんだ?」
「これは紫外線カットのサージカルテープ。こっちは同じく紫外線対策のBBクリーム」
「……で?」
「傷跡が残らないように使って。サージカルテープは傷が塞がってないときに使うものだから、BBクリームが良いかな」
日高くんは数秒それらを見つめた後、あたしを見て言った。
「嫌だって言ったら?」
「次の休みまでに傷跡が残ってたら秘密バラす」
「おい」
鋭く睨みつけられたのですぐに「冗談だよ」と誤魔化した。
半分くらいは本気だったけどね。
「でも使ってくれると助かるな。痕が残らないかずっと気になってたんだ。ほら、BBクリームは傷が見えないようにカバーもしてくれるんだよ?」
そう言ってあたしは自分の手の甲に少し出して伸ばして見せる。