魔法の恋の行方・魔女の告白(シリーズ4・バージルとレティシア)
<教会の庭近く・11時30分>
お昼前で拓本を写す作業が終了した。
時間の余裕ができたので、
少し遠回りしても
この地域を見ておきたいとバージルは考えていた。
それに大食いのレティの空腹も、
満たしてやらねばならない。
カーン・・カーン・・
教会の鐘が鳴り響く。
青空がどこまでも広がり、のどかで穏やかな場所だ。
教会の生垣には
スイカズラが絡んで、ミツバチ達が飛び交っている。
生垣の先の教会の庭で歓声が上がった。
結婚式が終わったらしい。
教会の大きな扉から、花嫁と花婿が腕を組んで出て来た。
招待客が花嫁と花婿に向かって、
米や花を投げつけている風景を見て、
レティは不思議そうに聞いた。
「バージル・・あれは・・何?」
「ああ、結婚式だね。
ああやって祝福するんだ。
今日は日曜日だし・・人が多いな」
お昼前で拓本を写す作業が終了した。
時間の余裕ができたので、
少し遠回りしても
この地域を見ておきたいとバージルは考えていた。
それに大食いのレティの空腹も、
満たしてやらねばならない。
カーン・・カーン・・
教会の鐘が鳴り響く。
青空がどこまでも広がり、のどかで穏やかな場所だ。
教会の生垣には
スイカズラが絡んで、ミツバチ達が飛び交っている。
生垣の先の教会の庭で歓声が上がった。
結婚式が終わったらしい。
教会の大きな扉から、花嫁と花婿が腕を組んで出て来た。
招待客が花嫁と花婿に向かって、
米や花を投げつけている風景を見て、
レティは不思議そうに聞いた。
「バージル・・あれは・・何?」
「ああ、結婚式だね。
ああやって祝福するんだ。
今日は日曜日だし・・人が多いな」