魔法の恋の行方・魔女の告白(シリーズ4・バージルとレティシア)
<キャラウェイの別荘・バージルの寝室・午前3時>

バージルは少し迷ったが、
そっと魔女を自分の腕の中に抱きかかえた。

起きる気配はない。
熟睡しているようだ。

魔力を発現させるのには、
体力を消耗するのだろうか・・・
ひどく疲れているようにも見えた。

バージルはしばらく魔女の顔を
眺めていたが、
ゆっくりと喜びの感情が湧き上がってきた。

本物の魔女がここにいる!
素晴らしい研究観察対象だ!
それに、こんなにもかわいい・・・
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