魔法の恋の行方・魔女の告白(シリーズ4・バージルとレティシア)
<キャラウェイの別荘・食堂・12時30分>

とどめを刺されたようで、レティの頭がガクッと下がった。

それでも、
チョコレートはしっかり掴んでいたが。

レティは下を向いたまま
「・・契約の期限は・・?」
バージルは少し迷って、考えていたが
「レティ、君が決めてかまわない」

レティの魔女としての真実の力が、どのようなものか未知数だ。

魔女を束縛し、支配するほどのカードを、
自分は持っているわけではない。

それに食べ物で釣ることが、
いつまでも効果があるとは思えない。

・・・無理強いはできないだろう。

「私の研究に協力してくれればいい。
君の行動を束縛する気はないのだ」
しばらく沈黙があり・・・・

レティは大きくため息をついて答えた。

「わかった・・協力しよう。
まず、何をすればいい?」

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