魔法の恋の行方・魔女の告白(シリーズ4・バージルとレティシア)

街(25-28)ページ

<街・大通り・14時30分>

街は大きく、人通りも多い。

レティはキョロキョロして、
バージルの上着の裾をしっかり握っていた。

「迷子になると困る。
レティ、手をつなごう」

バージルが提案すると、
レティは素直に手をだした。

このような時は子どもらしい・・
かわいいのだが・・
さて、
女の子の服をどこで買うのか・・
バージルは困っていた。

「バージル先生、お買い物ですか?」
バージルが声のする方を見ると、
20歳くらいの娘が笑顔で手を振っている。

「マリエ、こんにちは、
ちょっと聞きたいことが・・」
レティは小声で、しかもバージルの手を強く引いた。

「アイスクリームだ!」

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