魔法の恋の行方・魔女の告白(シリーズ4・バージルとレティシア)
<キャラウェイの別荘・書斎・11時>
その時、玄関から声が聞こえた。
「バージル先生?
レティ?・・・」
「おう、マリエだ!
約束の物を持ってきてくれたな」
レティが窓枠から飛び降りた。
「バージル、
今日は終わりだっ!」
「いや・・でも・・まだ・・」
バージルが言いかけたが、
遅かった。
「アップルパイだ!シナモンは好きだ!」
レティは走って出て行った。
バージルは仕方なく、
ノートに
<魔女はシナモンを好む>と書き込んだ。
次に
<男が食えない><大食い>
<甘い匂い>については
まだ調査ができていないと書き込んだ。
その後のお茶の時間に
レティは、アップルパイを二つ食べた。
「このパイは私が焼いたの。
レティにも作り方を教えてあげるわね」
マリエは明るく、おしゃべりだ。
彼女がいるだけで、その場は明るい雰囲気が広がる。
マリエが帰るとすぐに、レティは残りのパイをすべて平らげた。
<大食い>の事を、まだマリエに知られたくはないのだろう・・・
バージルはアップルパイを堪能して、
満足しているレティを見て思った。
レティは紅茶を並々とカップに注いで、一気に飲み干し
「彼女は料理がうまいな」
皿を片付けながら言った。
「まぁ、私にはかなわないだろうが・・
私はサラマンダーと友達だから」
バージルはすぐに聞き返した。
「サラマンダー・・!
火の竜か・・!」
レティはうなずいた。
「パイを焼くには高温で時間がかかると言っていたが、
あいつに頼めば早いだろう」
<火の竜がパイを焼く?>
ぜひ、見てみたいものだ!
バージルの探究心は刺激されっぱなしだ。
忘れないように急いで手帳に書き入れた。
その時、玄関から声が聞こえた。
「バージル先生?
レティ?・・・」
「おう、マリエだ!
約束の物を持ってきてくれたな」
レティが窓枠から飛び降りた。
「バージル、
今日は終わりだっ!」
「いや・・でも・・まだ・・」
バージルが言いかけたが、
遅かった。
「アップルパイだ!シナモンは好きだ!」
レティは走って出て行った。
バージルは仕方なく、
ノートに
<魔女はシナモンを好む>と書き込んだ。
次に
<男が食えない><大食い>
<甘い匂い>については
まだ調査ができていないと書き込んだ。
その後のお茶の時間に
レティは、アップルパイを二つ食べた。
「このパイは私が焼いたの。
レティにも作り方を教えてあげるわね」
マリエは明るく、おしゃべりだ。
彼女がいるだけで、その場は明るい雰囲気が広がる。
マリエが帰るとすぐに、レティは残りのパイをすべて平らげた。
<大食い>の事を、まだマリエに知られたくはないのだろう・・・
バージルはアップルパイを堪能して、
満足しているレティを見て思った。
レティは紅茶を並々とカップに注いで、一気に飲み干し
「彼女は料理がうまいな」
皿を片付けながら言った。
「まぁ、私にはかなわないだろうが・・
私はサラマンダーと友達だから」
バージルはすぐに聞き返した。
「サラマンダー・・!
火の竜か・・!」
レティはうなずいた。
「パイを焼くには高温で時間がかかると言っていたが、
あいつに頼めば早いだろう」
<火の竜がパイを焼く?>
ぜひ、見てみたいものだ!
バージルの探究心は刺激されっぱなしだ。
忘れないように急いで手帳に書き入れた。